2020年06月16日

庭の生き物

 今日は朝、外で「おとうさあーん」と奥さんの大きな声。一体何事かと思って見るとデコポンの若葉にアゲハの幼虫の青虫がでんと居座って葉っぱが食われている。デコポンに取っては一大事、折角の努力と楽しみがだめにされてしまう。「この青虫をどうにかしてちょうだい」と奥さん。なめくじ以外の動物には寛大だが、実害が及ぶと途端に厳しくなる。アゲハもただ来ていたのではなく、しっかりと美味しそうな木を選んで産卵。仕方がないので別の離れたところにある強そうな3年目を迎えたみかんの若い葉っぱに移動してもらう。
 さて玄関に戻ってきていつも脇に置いてあるたらい(大きなイヌや野菜が洗える)に目をやると小さな動く虫のようなものが見えたのでボウフラかなとよく見ると尻尾があってとても小さなオタマジャクシであった。考えてみると6月2日の夜に蛙がげこげことても大きな声で鳴くのでどこにいるのか探してみるとこのたらいにちょこんと乗って鳴いていたことがあった。数日うるさいやつだと思っていたが、そのうち静かになっていた。この時にしっかりとやることはやっていたらしい。お昼に見てみると日中暑くなるといけないので奥さんが段ボールの日よけを置いてくれてあった。
引っ越してもらった青虫。この葉っぱを気に入ってくれるかどうか。
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夜大声でたらいの上で鳴いていた蛙。
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段ボールの陰になってたらいの浅いところにいるオタマジャクシたち。
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2020年06月15日

昆虫の季節

 このいところ急に蒸し暑くなって来た。日中の気温は真夏日となる地域も多い。庭を一面畑にしてキュウリを広く植え付けたのでこの黄色の花が広範囲に順番に一ヶ月以上いつも咲いている。この花を目当てに早速アゲハ、クロアゲハ、クマンバチとやって来た。見ていて楽しく、アゲハチョウは丁寧に蜜を吸っているらしく次々に花を渡り歩くように飛び移りキュウリ棚のまわりを周回して、しかも至近距離に人がいても割と気にならないようである。
 人なつこいかと思っていると柑橘類の新しい葉っぱが随分と少なくなっていて、アゲハチョウたちの仕業。特に折角植えて間もないザボンの葉は壊滅。黒いちいさな芋虫は摘出、大きなアゲハの幼虫は別のミカンの葉に移動してもらう。アゲハの成虫を思い浮かべるとこれで育つかどうかわからないのでかわいそうであるが仕方がない。葉に産卵に来た時は人の気配を嫌い、離れる振りをして高く舞い上がったり、建物の陰に消え去ったようにするが、まもなく戻ってきて人間の様子をうかがう。この時はあまりかわいくない。アゲハの産卵専用の柑橘類を植えてもよいが、多分人間が美味しいと思う物でないとアゲハも納得しないのではないかと思う。
 180cm以上となってまだ天に向かって伸びるきゅうり、夏涼みはカボチャが土台となっているそうだ。ゴーヤの親戚でもあるのでその発育は早い。
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 花にやって来たアゲハ、クロアゲハ、クマンバチ
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 アゲハの幼虫、有機虫除けスプレーにもめげないでザボンの葉っぱを食いつくそうとする。
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2020年06月14日

映画【海と毒薬】

https://www.youtube.com/watch?v=nuLxHIZ2glo
https://www.youtube.com/watch?v=hAhrZveu4bo
映画の遠藤周作原作の『海と毒薬』を見た。遠藤周作の作品は高校生の時に関西弁の”こりゃあかんわ”に由来する狐狸庵閑話のお話ししか読んだことがないのでぐうたらとユーモアの作家と思っていたが、九州大学の生体解剖事件をモチーフとしたこの作品の存在を知ってどんなものか興味があった。
 戦後解剖に参加した3人、 若き医学生の勝呂(奥田瑛二)、戸田(渡辺謙)、看護師の上田(根岸季衣)がGHQによる尋問の自白から、経過を振り返り生体解剖に参加した経緯をつなげると一つの物語になるいう形式を取っている。良心の呵責に悩まされる勝呂は思考停止に身を置き、参加するも解剖には耐えきれず、対照的に戸田は冷静に良心のないことを自覚し、肯定的に参加する道を選んだ二人のやりとりを中心にキリスト教の代弁者となるドイツ人女性ヒルダを配し、病院のヒエラルキー、出世欲、研究欲、軍部の関わりを組み込み、解剖参加を促された後に海の風景を持ってきている。個は存在せず、大方の流れに巻き込まれてしまう日本人のやり方を描いている。絞首刑が決まりながら、朝鮮戦争など米軍の事情や思惑で釈放された最後は、尋問で収監された鉄格子が傾き壊れている表現をとった。また、VIP扱いの患者の術中死と生体解剖の違いを対比させている。今後、勝呂は永遠に十字架を背負い人生を歩むが、戸田は冷静に見つめながらも何もなかったように歩み、軍人は人間と思っていないから興味本位でキワモノの見世物を見た程度にしかならないのであろうことを予感させる。時代が変わって表現型が変わっただけで今も同様である。1986年と古い作品ではあるが、キネ旬第1位作品だけのことはある。関係ないが、奥田瑛二も渡辺謙もとても顔がよく、今の姿よりも神々しく思える。映画の話は見たことのない人には全然面白くないのですみません。
若き外科研修生の勝呂と戸田、対照的な生き方の二人
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2020年06月07日

スココのお散歩

 ちょっと前になるが、スココが1才となり、胴輪が装着出来るようになり、初めての外世界、初散歩に出かけた。椅子にも登れなかった子猫は、いつの間にか脱兎のごとく1階から2階家中を所狭しと駆けずり回り、網戸に駆け上がって外にでたくてしょうがなくなった。何とか胴輪を嫌がるスココに噛みつかれながらも連れ出した。
 しかし、広い外界には戸惑い何をして良いか分からず座り込む。少し落ち着いてから、鳥がいればほふく前進、しかし別の鳥が空を飛んでいれば関心はそちらに移る。車のにおいを嗅ぎ、草の香りを嗅ぎ、枯れ草が舞えば飛び跳ねて追いかける。物音にびっくりして垂直ジャンプ。とにかくエネルギーが余って飽きて飛びださんとしていた家の中とは違って、急に刺激や情報が多すぎてただただ困惑。
 転じて、医学も一つの手段が新たな扉を開き別の世界が開ける。細菌のお話ですが、近年、16SリボゾームRNA遺伝子配列を検査することにより、存在する細菌を網羅的に解析可能となった。これによって無菌状態と考えられていた子宮内腔には様々な菌が存在することが判明。この細菌叢の異常が着床障害の一つの原因とされコマーシャルベースですでに検査が登場している。しかし、網羅的に解析できるが、乳酸菌が優位出あることが着床に重要であることは分かってきたもののそれ以外の菌で腸内細菌科、エンテロコッカス、ストレプトコッカス、スタフィロコッカス、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、クラミジア、ナイセリア、エシェリヒア、ガルドネラ、アトボビウムなどの優位性が問題視されるようであるが、ただの在留者なのか侵入者なのかなどまだ不明で報告もまだ少なく今後の検討課題である。また、慢性子宮内膜炎という今まで想像もつかなかった病態が提示され、これはCD138陽性細胞の存在により診断され、着床障害の原因、更には反復流産、早産の原因になり得ることが報告されている。ただし、診断基準は未だに曖昧で子宮鏡所見との関連などまだ検討の余地がある。さらに免疫は腸管が重要な役割を担っていて抗生剤投与でこの細菌叢が良くない影響を受ける可能性もあり、つながりはよくわかっていない。
 何だかスココがいろいろな未知の物との遭遇で迷っているのと人間も似たようなもんだとちょっとこじつけですけれどもふと連想しました。写真上は、初散歩で戸惑いで座り込むスココ、下は鳥の気配に見返りのスココ。
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2020年06月05日

散歩中の不審な灯り

 本日もネックライトをぶら下げて夜の散歩にお出かけ、帰り道になり21時を過ぎてきた。可睡の杜の坂から道なりに下っての途中、薄暗い中遠目に小さなライトかと思われるぼんやりした光が目に入る。しかし、夜の散歩者にしてはその光が殆ど動かない。そして、その光から下に向けて線状の光がボウッと2本伸びている。説明できない違和感を感じたその瞬間、知人の見た若い女性の幽霊のお話が頭をよぎった。
 そのお話はこうである。知人が東京の大学で夏の夜、医学部図書館のバイトを夜8時過ぎに終えて、歩いて数分のところにある医学部3号館の講義室に置いてきたカバンを取りに戻り、開け放してある講義室の後ろの出入り口から入った。この夜は、いつもは真っ暗だが、建物の外で工事中のための裸電球の光が窓から講義室にうっすら差していた。カバンは後ろから5,6列目の席に置いてあったのでそのまま進んでカバンを手に取って、少し見上げて教壇をふと見やると誰もいないはずなのに後ろ姿の立っている女性が目に入った。髪が肩までのセミロング、真っ直ぐに伸び、こんな人はクラスメートにはいないが、この人は誰?こんな時間に何?よく見ると赤と黒の大きなチェックのコートを着ている。夏なのに?と思った瞬間下半身は机に隠れて見えなかっが、その体の先に教壇が透けて見える。しかも体は右斜めに不自然に傾いていて立っているというよりも浮いている。ぞっとするとするなんてものではなく頭はパニック、一目散に教室を飛び出し、非常口から必死の思いで建物から飛び出した。なるべく人気の多いところへ走った。とにかく生きた心地がしなかった。翌日、大騒ぎしてあちらこちらにこのことを話して情報を集めた。かって学生運動が盛んだった頃にこの教室はバリケードで封鎖され、自殺した女子学生が二人いたとのこと。ただし、随分調べてたが、詳しい身元や状況は結局分からずじまいだったそうだ。
 まさか足はあるだろうなと思い、警戒して近づき、まじまじと相手を見ると若い女性がスマホをいじって立っている。なんとなく青白い(多分蛍光灯の当たり具合)顔に見えたのでもう一度凝視して恐る恐る近づき、通り過ぎようとするとゆっくり歩き出してすれ違った。もう一度振り返って確認したが、やはり足はあった。
 このことを奥さんに話すと『相手も夜に変態に出くわしたと思っただけじゃないの?それで立ちすくんでいたのでは?』とにべもない。そういえば、この前の夜の散歩では川沿いに暗闇の中をゆっくり走ってきた車がしばらく止まっていて変だなと思ったが、近づくとパトカーでのぞき込んで警察官と目が合った。パトカーは一応納得して走り出して立ち去っていったが、不審者と見られたかもしれないと思う節はあった。そんなに怪しく見えるものかなあ??
写真は可睡の杜の夜の現場近く。ほぼ中央の小さめの丸い光は、別の散歩者の灯り。この左側くらいに女性はボウッと立っていた。
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posted by すここ at 23:31| Comment(0) | 日記