2020年06月07日

スココのお散歩

 ちょっと前になるが、スココが1才となり、胴輪が装着出来るようになり、初めての外世界、初散歩に出かけた。椅子にも登れなかった子猫は、いつの間にか脱兎のごとく1階から2階家中を所狭しと駆けずり回り、網戸に駆け上がって外にでたくてしょうがなくなった。何とか胴輪を嫌がるスココに噛みつかれながらも連れ出した。
 しかし、広い外界には戸惑い何をして良いか分からず座り込む。少し落ち着いてから、鳥がいればほふく前進、しかし別の鳥が空を飛んでいれば関心はそちらに移る。車のにおいを嗅ぎ、草の香りを嗅ぎ、枯れ草が舞えば飛び跳ねて追いかける。物音にびっくりして垂直ジャンプ。とにかくエネルギーが余って飽きて飛びださんとしていた家の中とは違って、急に刺激や情報が多すぎてただただ困惑。
 転じて、医学も一つの手段が新たな扉を開き別の世界が開ける。細菌のお話ですが、近年、16SリボゾームRNA遺伝子配列を検査することにより、存在する細菌を網羅的に解析可能となった。これによって無菌状態と考えられていた子宮内腔には様々な菌が存在することが判明。この細菌叢の異常が着床障害の一つの原因とされコマーシャルベースですでに検査が登場している。しかし、網羅的に解析できるが、乳酸菌が優位出あることが着床に重要であることは分かってきたもののそれ以外の菌で腸内細菌科、エンテロコッカス、ストレプトコッカス、スタフィロコッカス、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、クラミジア、ナイセリア、エシェリヒア、ガルドネラ、アトボビウムなどの優位性が問題視されるようであるが、ただの在留者なのか侵入者なのかなどまだ不明で報告もまだ少なく今後の検討課題である。また、慢性子宮内膜炎という今まで想像もつかなかった病態が提示され、これはCD138陽性細胞の存在により診断され、着床障害の原因、更には反復流産、早産の原因になり得ることが報告されている。ただし、診断基準は未だに曖昧で子宮鏡所見との関連などまだ検討の余地がある。さらに免疫は腸管が重要な役割を担っていて抗生剤投与でこの細菌叢が良くない影響を受ける可能性もあり、つながりはよくわかっていない。
 何だかスココがいろいろな未知の物との遭遇で迷っているのと人間も似たようなもんだとちょっとこじつけですけれどもふと連想しました。写真上は、初散歩で戸惑いで座り込むスココ、下は鳥の気配に見返りのスココ。
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posted by すここ at 19:36| Comment(1) | 日記
この記事へのコメント
猫ちゃんかわいいですね。

先生のブログ楽しくみせてもらってます。

Posted by 津田真由子 at 2020年06月09日 22:25
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